第166回 天皇賞・秋(G1)IN 東京競馬場

第166回 天皇賞・秋(G1)IN 東京競馬場

10月 29, 22
akiko
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2022年10月29日(土)

 競馬界の今回の嬉しいニュースは、先週の日曜日(23日)、今年のルーキーの今村瀬奈騎手が、女性騎手年間最多勝利数を更新して、45勝となったことだろう。しかも先輩騎手の藤田菜々子騎手(19年に43勝を達成)の年間勝利数を3年ぶりに更新した。今週も沢山の乗鞍があるので、もっともっと勝鞍を更新するように頑張って欲しい。
反対にちょっと寂しいニュースもあった。16年のダービー馬マカヒキ(9歳)が現役を引退して種牡馬入りする。マカヒキには父(ディープインパクト)のようにまた素晴らしい仔を輩出して欲しい。
 そして先週行われたクラッシクレースの最終戦菊花賞は、皐月賞馬もダービー馬もいない戦国の菊花賞だったが、最後の最後まで見ごたえのあるレースとなった。スタートから幸騎手鞍上のセイウンハーネスが、大逃げを打って…。場内も凄い声援だった。しかし、最後は2番人気で田辺裕信騎手鞍上のアスクビクターモア(ディープインパクト産駒)が、7番人気の吉田隼人鞍上のボルドクフーシュとのゴール前での激しいたたき合いを制して、鼻差の勝利。しかもコースレコード勝ちで最後の一冠を見事に手にした。田辺騎手の乗り方も光り最高なレースだった。このところ若手騎手の活躍が目立っている中で苦労人の騎手が優勝して、本当に感動した一戦だった。田辺騎手は優勝のインタビューで「ゴールした瞬間は、勝ったかどうかわかりませんでしたが、ここを目標に絶対大丈夫と強い気持ちで乗った」と嬉しそうに語っていた。これで田辺騎手はJRA・GⅠ、3勝目となった。今後も人馬共に強い気持ちで頑張って欲しい。

≪菊花賞の払戻金≫
単勝  ⑭ 410円  枠連  2-7 850円  馬単  ⑭④ 3370円
三連複  ④⑭⑰ 6440円   3連単  ⑭④⑰ 30010円

第166回 天皇賞・秋(G1)IN 東京競馬場

 昨年の天皇賞・秋は、3番人気の横山武史鞍上のエフフォーリア(3歳馬)が、道中6番手を追走したが、抜群の手応えで直線に向くと3階級制覇をもくろんでいたグランアレグリアを残り200メートルで交わし、更に前年の3冠馬コントレイルの猛追も退けての快勝劇だった。しかも祖父が乗ったシンボリクリスエス以来19年ぶりの3歳王者が誕生し、世代交代を高らかに告げたのだった。そして皐月賞に続き、同年の天皇賞・秋の優勝は、史上初の快挙でもあった。また、横山武史騎手は菊花賞に続く2週連続のGⅠ制覇。横山家は、祖父、横山富雄がシンボリクリスエスで、父、横山典弘はカンパニーで優勝。史上初となる親子3代制覇を成し遂げた。1番人気のコントレイルは2着、2番人気のグランアレグリアは3着となり、3強で上位を占めた天皇賞・秋だった。さて今年は、どんな記録が達成されるのだろうか?

数々の名勝負が生まれた中距離路線の最高峰

昨年は三冠馬コントレイル、短距離女王グランアレグリア、3歳の皐月賞馬エフフォーリアが熱戦を繰り広げた天皇賞(秋)。東京・芝2000メートルを舞台に、さまざまな路線から集った強豪が覇を競う一戦の傾向を、過去10年の結果から探っていく。

近年はJRA・GⅠからの直行がトレンド

過去10年の3着以内馬は前走がJRAのGⅠまたはGⅡだった馬に限られ、頭数の上では両者15頭で同数と拮抗している。ただし、好走率はGⅠ組が大きく上回り、ここ3年は〔3・3・2・8〕と馬券圏内をほぼ独占。今年も上半期のJRA・GⅠから直行してくる馬は要注目の存在だろう。(JRAホームページより)

 今年の天皇賞は超豪華メンバーがそろった。大激戦の今年の中距離王の決定戦だ。今年の最強の3歳馬3頭が出走。それを古馬12頭が迎え撃つ。さて、2年連続で3歳が勝つのか?それとも古馬が勝つのか?楽しみだ。はたまた皐月賞同様同厩舎のワン・ツーあるのか?今年も見逃せないレースの一つだ。

◎⑦イクイノックス
C・ルメール  3歳牡馬。皐月賞2着、ダービー2着馬。もう銀メダルはいらない。今回は堂々の金メダルの主役候補。性能抜群で…。世代屈指の末脚で、斤量有利で、府中でも問題なし。


〇⑧シャフリヤール
C・デムーロ  4歳牡馬。昨年のダービー馬。完成度一番。中距離適性抜群。実力尊重。ダービーを制した東京でGⅠ、3勝目を虎視眈々と狙って…。名手の弟C・デムーロ騎手に期待をかけて…。


▲⑥ジオクリフ
福永祐一    3歳牡馬。皐月賞馬。最も速い馬。距離大歓迎。古馬相手でも問題なし。木村厩舎は3歳馬の2頭だしで、皐月賞の再現のワン・ツー再びあるかも…。


✖⑨ジャックドール
藤岡佑介    4歳牡馬。理想のローテーション。5連勝は、すべて左回りの2000Ⅿ。府中は大得意で…。父の藤岡師と息子佑介騎手で史上4組目の親子でのGⅠ獲りに燃える。


△⑤ダノンベルーガ
川田将雅    3歳牡馬。左回り得意で…。順調で…。この舞台最適で…。2000Ⅿがベストの距離で…。能力発揮する。


△③パンサラッサ
吉田豊     5歳牡馬。大逃げ宣言。上手く逃げて…。逃げ切り十分。持ち味発揮。要警戒。


△①マリアエレーナ
松山弘平    4歳牝馬。前走鮮烈で…。ここが最大の目標。左回りがスムーズで…。松山騎手で期待更に十分。


★④ポタジェ
吉田隼人    5歳牡馬。絶好枠を引いて、上積み充分。持ち味生かせる。要注意。

以上を ⑦イクイノックスから 馬単BOXで ⑥⑦⑧⑨    12点
               馬単マルチで⑦⇔①③④⑤    8点
               3連複で ⑦→①③④⑤⑥⑧⑨ 21点
               枠連 4枠から総流し      8点
               合計             49点

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