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第95回中山記念(GⅡ)、第65回阪急杯(GⅢ)

2月 28, 21
asakomori
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2021年2月28日(日)

先週の日本時間の日曜日の夜中(現地時間2月20日(土曜))にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジデー(G1デー)に日本より5頭が参戦した。そして素晴らしい結果をだした。
まず6Rのサウジダービー、ダート1600m左回り、戸崎圭太鞍上のピンクカメハメハ(3歳)が優勝。7Rのリヤドダートスプリントでは、W・ビューイック鞍上のコパノキッキングが優勝。本当に凄い!2着には、戸崎圭太騎手鞍上のマテラススカイが入った。尚、坂井瑠星鞍上のジャスティンは6着だった。残念。8Rのサウジカップは、戸崎圭太鞍上のチュウワウィザードは6着だった。海外でも頑張っている競走馬たち、そして、コロナ禍で海外に行くのは難しい中遠征している戸崎圭太騎手や坂井瑠星騎手や競馬関係者の皆様には頭が下がる思いだ。そしてこの5頭はドバイワールドカップデーにも参戦。ドバイでも頑張って欲しい。
また、日本では同じく先週の日曜日、東京競馬場では、今年最初の大一番のGⅠ第38回フェブラリーSが行われ、16頭の砂の巧者が参戦した。その中ただ1頭の4歳馬でルメール騎手鞍上の1番人気カフェファラオが好位で行け出してGⅠ初優勝を果たした。
ゲートが開くと、かしわ記念を逃げ切っているワイドファラオと昨年の東海S勝ち馬エアアルマスが引っ張って、緩みのない流れが作られる。カフェファラオも好スタートから3番手を確保。3コーナーから4コーナーでもペースは落ち着かず、緊迫した空気のまま最後の直線へ。前との差をジリジリと詰めて、残り200メートルの地点で先頭に立つ。そこからはゴールまで粘るだけだ。芝マイル重賞3勝を誇るエアスピネルが馬群を割り、内からは武蔵野S勝ちのあるワンダーリーデルも伸びてきたものの、カフェファラオはこれらを振り切っての初のビックタイトルを手にした。2着には、9番人気8歳のエアスピネル、3着にも8番人気8歳のワンダーリテールが入って8歳馬の健在ぶりをアピールしていた。
レース後のインタビューで、C・ルメール騎手は「パドックで『勝てる』と感じた」また絶対の自信を持ってのった「アグレッシブなレースをしたかった」という思惑通りのポジションを取れた。「忙しかったけれど、よく反応してくれた」「トップコンディションならGⅠを勝てる馬。今日は本当のカフェファラオだった」と嬉しそうに語っていた。

≪フェブラリーS払戻金≫
単勝 ③ 330円   枠連 2-5   980円   馬単 ③⓾  9300円
3連複 ③⑦⓾ 24940円   3連単 ③⓾⑦ 101710円

  
▲カフェファラオの馬場入り ▲ゴール直後写真 ▲ゴール前に戻って首筋を撫でているC・ルメール騎手
  
▲無観客の客席と地下馬道に引き上げる同馬▲  ▲検量室前での自慢げな顔が可愛い…

さて、競馬会では、2月末が卒業シーズン。
でも一足早く先週の東京競馬場で行われたフェブラーSの誘導の仕事を最後に引退した誘導馬がいた。サクセスブロッケン号だ。現役時代に自身が勝ったこのレースを引退の花道に選んだのだ。無事に誘導の仕事を終えてほっとしていることだろう。引退後は鹿児島県の功労馬の牧場で余生を送る。本当にお疲れさま。

▼サクセスブロッケン号の誘導馬最後の雄姿▼
  

引退といえば騎手では、蛯名正義騎手も今日の中山でメインレース含め7鞍に騎乗して引退する。先週の小倉大賞典(GⅢ)にデンコウアンジュに騎乗して、JRA重賞10場全制覇を目指したが残念ながら5着、10場制覇ならず。3月からは技術調教師として藤沢厩舎で1年間修業予定。自厩舎が開業したら調教師として小倉の重賞を勝ってほしい。
また調教師角居調教師、西岡調教師などが引退。無事に本日を終えて花道を飾ってもらいたい。

第95回中山記念(GⅡ)IN 中山競馬場

◉有力馬が始動する春の中山の名物重賞

1936年に創設された80年以上の歴史を持つ重賞。春の中山の名物重賞として定着しており、すでにGⅠ戦線で実績を残している有力馬の始動戦となることが多い一戦だ。(JRAホームページより)
このレースは、1着馬に大阪杯(G1)への優先出走権が与えられる。上位拮抗でかなり面白いレースだ。

◎⑧ヒシイグアス    松山弘平    今の勢いが魅力。目下3連勝中。中山の適性高く、松山弘平騎手で更に本格化して、Ⅴ4間違えなし。
〇⑪クラージュゲリエ  C・ルメール  実力は上位。復調なる。この舞台も会いそうだ。
▲⑦バビット      内田博幸    4歳馬。中山の申し子。距離適性に戻って、勇躍東上、粘り腰前回なら逃げ切る。快速を生かすこの舞台を虎視眈々と狙って…。
✖①トーセンスーリヤ  横山和生    心配能力高まって、態勢整って…。中山の実績充分。コースも距離も適性充分。父は中山記念2勝、親子制覇を虎視眈々と狙って…。
△④ケイデンスコール  岩田康誠    京都金杯の勝ち馬。復調して、久しぶりでも問題なし。
△⑬ウインイクシード  横山武生    中山得意。中山金杯は2着。相手強化でも堅実身をかって…。
△⑥フランツ      Ⅿ・デムーロ  決め手は互角。要注意馬。
★⓾ゴーフォザサミット 蛯名正義    デキは良し、この距離問題なし。蛯名騎手引退に花を添える。要注意。

以上を ⑧ヒシイグアスから馬単BOX ①⑦⑧⑪   で12点
馬単マルチ⑧⇔④⑥⓾⑬  で 8点
三連複⑧→①④⑥⑦⓾⑪⑬ で21点
枠連5枠から総流し    で 8点
合計            49点

第65回阪急杯(GⅢ)IN 阪神競馬場

◉春の短距離戦線の大舞台へ

近年の優勝馬では、2013年のロードカナロアが同年の高松宮記念と安田記念を制覇、2014年のコパノリチャードが次走で高松宮記念を勝利している。また、2018年の2着馬モズアスコットが同年の安田記念を制しており、このレースを始動戦として、春の短距離GⅠ路線で上位争いに加わる馬が多い。(JRAホームページより)
1着馬に高松宮記念への優先出走権が与えられる。

◎②ダノンファンタジー  川田将雅   目標はここ。前走は牡馬相手に快勝。慈雨電しっかり完了。超得意の阪神のこのコースでV2可能。高松宮記念に向かって虎視眈々。
〇⓾インディチャンプ   福永祐一   態勢整って…。今が充実の6歳馬だ。その底力を信頼して…。
▲⑧レシステンシア    北村友一   牝馬4歳時代を引っ張てきた好逸材。再出発可能。54キロで力をだし切れれば…。
✖⑭トライン       池添謙一   距離短縮は好材料。流れに乗って食い込み可能性大。
△⑰ベストアクター    団野大成   昨年の覇者。センスの良さは一級品。鉄砲かけOK.要注意。
△⑬ジャンダルム     萩野極    体調は良い。一瞬の脚と器用さを生かして3着までには入る可能性大。
△⑦クリノガウディー   岩田望来   朝日杯FSの2着馬で昨年の高松宮記念1位入線の隠れた実績馬だ。状態は上向きで注意。
★③カツジ        武 豊    気分よく走れれば、一発あるかも…。要注意。

以上を②ダノンファンタジーから 馬単BOX  ②⑧⓾⑭ で 12点
馬単マルチ②⇔③⑦⑬⑰ で  8点
三連複②→③⑦⑧⓾⑬⑭⑰で 21点
枠連 1枠から総流し  で  8点
合計            49点

第38回フェブラリーS(GⅠ)

2月 21, 21
asakomori
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2021年2月20日(土)

今日の日本時間の夜7時過ぎに、嬉しいうれしいニュースが、全世界に飛び込んだ。それは、テニスの大坂なおみさんが、全豪オープンテニス大会で、優勝したことだ。暗いニュースが多い中、また、コロナ禍の中で、海外の大きな大会に出場すること自体が大変だったと思うが、純粋に頑張っている若い大坂なおみさんに大きな拍手を送りたい。彼女は、2年前にも同レースに勝っていて2度目の全豪オープン大会を優勝。これでグランドスラム大会は4つ目の優勝となった。本当に感動した!
感動といえば、競馬の世界でも、2009年にフェブラリーS等のダートのGⅠレースを3勝しているサクセスブロッケン号が、競走馬を引退直後、東京競馬場で誘導馬となって、日本ダービーなど大きなレースの誘導をおこなってきた。そういえば、一昨年のダービーの時には、私も目の前で誘導をしているサクセスブロッケン号の雄姿を観て感動を覚えたものだった。16歳になった同馬は、明日自身が優勝したフェブラリーSで、出走馬の誘導をおこない引退の花道を添えることになった。無事にその任務を果たしてほしい。JRAの粋な計らいにも拍手を送りたい。
さあ、今年初めてのJRAでのGⅠレース、フェブラリーS、無観客だが、サクセスブロッケン号の誘導馬としての最後の雄姿を含め激戦が予想される春のダート王決定戦。楽しみだ。馬券をバッチリ当てたい。

第38回フェブラリーS(GⅠ)IN 東京競馬場

◉春のダート王者決定戦

2021年最初のGⅠとなるフェブラリーSは、春のダート王者を決める戦いとなる。2019年の勝ち馬インティ、2016年の覇者モーニンは、前年秋にはまだ3勝クラスに出走していたが、そこから一気に頂点まで上り詰めた。2021年のダート界を牽引するのはどの馬になるのか。
前走に注目。
過去10年の出走馬について前走別の成績をまとめると、優勝馬は根岸S・東海S・チャンピオンズC・オープン特別のいずれかに出走していた。その中でもGⅠのチャンピオンズCから臨んだ馬は3着内率で40.0%を叩き出している。また、前走が川崎記念・東京大賞典という地方競馬のダートグレード競走だった馬は1着こそないものの、3着内率の数値は25%以上になっている。この辺りは予想する上で参考にできそうだ。(JRAホームページより)
ダート界の各世代のけ猛者たちが一堂に集結。ダート界は混沌としているが…。過去10年では1番人気が6連対。6番人気以下が4連対。昨年一昨年は、1番人気が優勝している。今年は、昨秋のGⅠ勝ち馬が不在だが…。

◎⑥アルクトス     田辺裕信   6歳馬。南部杯は日本レコード勝ち。目標はここ。関東馬4頭目のVを虎視眈々と狙う。更に充実、完成度は最高。距離延長も問題なし。東京のマイル戦は兎に角強い。
〇③カフェファラオ   C・ルール  ただ4歳馬。関東馬。こちらも4頭目のⅤ狙って…。完成度はまだ先でも、能力は上位。府中は得意のコース。スケールが大きい。57キロでも問題なし。
▲⑨サンライズノヴァ  松若風馬   7歳馬。昨年の3着馬。底力十分。この舞台は最適。条件好転でチャンス到来。今年のメンバーなら問題なし、逆転Ⅴを狙って…。
✖⑯レッドリゼル    川田将雅   5歳馬。堅実無比。距離は克服できる。決めて鋭い。初GⅠ制覇を虎視眈々と狙って…。安田調教師もこのレース、3勝目の最多タイ記録を狙う。
△②インティ      武 豊    7歳馬。一昨年の優勝馬。気分よく走れれば…。
△⑬ソリストサンダー  北村宏司   6歳馬。今が旬の1頭。絶好調。昨秋の武蔵野S2着馬。地力強化で見逃せない1頭だ。
△⑭オーヴェルニュ   丸山元気   6歳馬。今の勢いが魅力だ。充実ぶりも最高だ。東京マイルも対応可能だ。
★⑦ワンダーリーデル  横山典弘   8歳馬。その末脚に警戒。8歳馬の5頭目の平地V狙って…。横山典騎手は3回目のこのレースの優勝を狙って…。注意必要。

以上を⑥アルクトスから  馬単BOX  ③⑥⑨⑯  で12点
馬単マルチ⑥⇔②⑦⑬⑭  で 8点
3連複⑥→②③⑦⑨⑬⑭⑯ で21点
枠連3枠から総流し    で 8点
合計            49点

第71回東京新聞杯,第61回きさらぎ賞(GⅢ)

2月 07, 21
asakomori
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2021年2月6日(土)

節分が124年ぶりに2月2日(火)だった。(これは太陽の軌道の関係だそう)2日の夕食には初めて恵方巻を買って食べた。

私が食べた恵方巻、南南東を向いて食べた(笑い)

関東地方で恵方巻を食べるようになったのはいつ頃のことだろうか?
したがって、2月3日(水)が立春。春一番も吹き春の足音は確実に近づいている。
さて、日曜日も東西で春に向けた楽しみな重賞レースが行われる。明日も暖かそうだが、寒いのは懐だけかもしれない。早く春よ来い。

第71回東京新聞杯(GⅢ)IN 東京競馬場

◉マイル路線での飛躍を目指す馬が集う一戦

東京新聞杯はGⅠのヴィクトリアマイルや安田記念と同じ舞台で争われるため、上半期のマイル路線で頂点を狙う馬の出走が多い。年によっては中長距離を中心に走ってきた馬の出走もみられ、マイル路線で実績を積んできた馬との比較に頭を悩ませてしまいそうだが、過去の好走馬には何らかの共通点があるはず。
前走が3勝クラスまたはJRA・GⅠだった馬に注目
過去10年の前走のグレード・クラス別成績を調べると、該当馬は少ないものの3勝クラスだった馬が勝率22.2%、3着内率33.3%と好成績を収めている。3着以内に入った3頭はいずれも前走を勝っており、オープンクラス入りを果たして勢いに乗る馬には注目しておいて損はなさそうだ。これに続くのがJRA・GⅠからの臨戦馬で、こちらも勝率が20%を超えている。なお、前走がその他のJRA重賞、もしくはオープン特別だった馬も3着以内馬の頭数は遜色ないが、勝率が2%から5%台と勝ち切れないケースが多い点に注意したい(JRAホームページより)。
以上からこのレースは、過去1年で1番人気が1連対。6番人気以下が7連対。ただし、重賞勝ち馬は12連対。見逃せないレースだ。

◎⑬ヴァンドギャルド   福永祐一   目標は先でも、末脚確実で、GⅢのココなら実力上位。今回の舞台は最高の舞台で2度目の重賞ゲット間違えなし。マイルの頂点を虎視眈々と目指して…。
〇②サトノウィザード   鮫島良太   末脚は強靭。東京向きの脚で…。初重賞をこちらも虎視眈々と狙って…。
▲⑫トリプルエース    C・ルメール 2走前が鮮やかな勝ち方。本格化して…。東京に替わって期待大。
✖⑪シャドウディーヴァ  岩田康誠   昨年の2着馬。54キロで、東京のこの舞台で紅一点(このレースは牝馬は強い)。その末脚にも要注意。
△①ダイワギャグニー   内田博幸   斤量克服できれば実績のある府中のコースで、3着まではある。
△⑯サトノインプレッサ  戸崎圭太   距離短縮が好材料。能力互角。
△⓾カラテ        菅原明良   引き続き好調で勢いある。要注意。
★⑤トライン       横山典弘   切れ味が最高。横山典弘騎手に期待をかけて…。

以上を ⑬ヴァンドギャルド  から 馬単BOXで   ②⑪⑫⑬   12点
馬単マルチで⑬⇔①⑤⓾⑯     8点
3連複で⑬→①②⑤⓾⑪⑫⑯   21点
枠連 7枠から 総流し      8点
合計              49点

第61回きさらぎ賞(GⅢ)IN 中京競馬場

◉年によって多彩な表情を見せる3歳クラシック前哨戦

近年のきさらぎ賞は少頭数となることが多く、特に2013年以降の過去8回は、いずれも出走頭数が10頭以下だった。しかし、2019年が3連単14万1960円、2020年も3連単5万3680円と、波乱の決着となった年も少なくない。また、2011年の3着馬オルフェーヴルがクラシック三冠制覇を果たし、2015年の優勝馬ルージュバックが同年のオークスで2着となり、2016年の優勝馬サトノダイヤモンドが同年の菊花賞と有馬記念を制したりと、このきさらぎ賞をステップとして同年のGⅠで好走した馬が多数存在する。今年は中京・芝2000メートルでの開催となるが、今回は京都・芝1800メートルで行われた過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。
3着内率が高いのはキャリア2戦、3戦の馬。
通算出走数別成績を見ると、キャリア「2戦」もしくは「3戦」だった馬は3着内率が5割以上に達している。一方、「6戦以上」の馬は3着以内に入った例がなく、「1戦」の馬も3着内率は15.4%にとどまっている。キャリアが浅い馬や豊富な馬は、それぞれ評価を下げるべきかもしれない。(JRAホームページより)
春のクラッシクを見据えた楽しみなレースだ。

◎⑨ランドオブリバティ 三浦皇成  スピードも持ち味も最高。巻き返す。左回り得意。見直し必至。反撃十分で…。
〇③ヨーホーレイク   武 豊   中京替わりは好材料。この馬場得意で…。万全の仕上がりで…。逆転必死。
▲②ラーゴム      北村友一  左回りでも問題なし。潜在能力相当。荒れた馬場は得意。成績信頼。
✖④ダノンジェネラル  川田将雅  好態勢。距離延長が好材料。直線の走りは一級品。
△⓾ドゥラモンド    岩田望来  動き爽快好調子で能力互角。体調良好。
△⑪アランデル     池添謙一  仕上がり万全。能力にそん色なし。要注意。
★⑦ショウナンアレス  松山弘平  叩かれて良化を誇示。重賞でも崩れないで…。

以上を ⑨ランドオブリバティから馬単BOXで ②③④⑨  12点
馬単マルチで ⑨⇔⑦⓾⑪  6点
3連複で⑨→②③④⑦⓾⑪ 15点
枠連 7枠から総流し    8点
合計           41点