第1回 森朝子、的中率4割7分8厘

第1回 森朝子、的中率4割7分8厘

5月 27, 17
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元気よく始めま~す。

皆さん、こんにちは。朝ちゃんこと、森朝子です。
私は平成6年4月から平成8年の3月まで2年間、ラジオの文化放送(JOQR、1134kHz)の競馬キャスターをつとめました。聞いていてくださいましたか。

それまでも私の周囲には競馬にまつわる話たくさんあったんです。そして競馬のお仕事をしてみたいなあ、と夢見ていたんですが、まさか私が本当に競馬の予想をお仕事でやるとは思いもよらなかったんです。

この2年間は私の人生を変えてしまうほど、充実し、やりがいのあった時期でした。多くの人や馬との出会いが私を変えてくれたような気がします。

競馬キャスターというお仕事は、一見華やかに見えるけど、なかなか大変なものなのです。この世界の大先輩である、井口保子さんや鈴木淑子さんもさぞご苦労されたことでしょうね。

私だって初めのころは、「女で競馬の予想だって? しかも女優で競馬歴2、3年! 冗談じゃないよ。オレたちはもう30年以上も競馬やっているけど、それでもなかなか当たらないのに」とか、「毎週当てた馬券の配当金をプレゼントする番組だって? 当たるわけないよ」。「馬連の時代に枠連なんてつまらないよ」なんていろいろな声を聞きました。でもなぜか競馬経験もとぼしく素人の私が、いざ放送を始めると、これがよく予想的中するんです。私自身もびっくりするほど。

放送は毎週日曜日。おもに私は1万円で3レースを予想して、馬券買ってその結果を皆さんの前に発表したり、馬の話、競馬場の様子やレースについてレポートするお仕事でした。私は知らなかったのですが、2年間の通算成績は驚異の4割7分8厘! みんなが驚いたそうです。

また放送を通じてラジオのリスナーの皆さんからも可愛がっていただきました。

こんにち、私がこんな偉そうに競馬本を出せるのも、出演者、スタッフの皆さんとリスナーの皆さんのおかげです。

だから今日はこれから私の馬券の買い方、『チリ山馬券必勝法』を皆さんにそっとお教えしましょう。

その前に私がなぜ競馬キャスターになったのかを、少し聞いてくださいね。

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