さて競馬場での中継の第一線基地、ゴンドラ席についてお話ししましょう。私は放送中11時頃にスタジオを飛び出し、JR四谷駅から総武線に乗り西船橋駅で乗り換え、JR武蔵野線の船橋法典駅で下車。そのまま長い地下道を通って、途中エスカレーターに乗り、パドックの側の西玄関からエレベーターでG1階へ、そこから文化放送の放送席へ行きます。中山競馬場は1階から4階は一般席、指定席となっています。G1階へと行けるエレベーターを降りてまず目につくのが2台並んだ飲み物の自動販売機。エレベーターを背にして左側に各テレビ局や新聞社やラジオ局、そして来賓室などがあり、各扉に小さな看板が出ています。右側はJRA職員の待機室や報道陣用の馬券売場や払い戻し窓口がならんでいます。
中山は平成2年に改修工事が終わっているので、府中の東京競馬場に比べるはるかにきれいです。馬券売場がなければふつうの会社のオフィスのような感じです(実際、新聞関係の方々は、ここで原稿を書いているのです)。ゴンドラとはぶら下がっているとか吊り下げられているという意味。従って、競馬場のゴンドラ席はスタンドの屋根にぶら下げられているのです。野球場の実況席もそうですよね。そういえば東京競馬場などは、風が強いとゴンドラがよく揺れ、1時間もすると船酔いのようになります。でも眺めはとてもいいんですよ。
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