第73回 安田記念(GⅠ)IN 東京競馬場

第73回 安田記念(GⅠ)IN 東京競馬場

6月 03, 23
akiko
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2023年6月3日(土)

 将棋界では、藤井聡太が、渡辺名人を破り、史上初20歳と10か月の速さで81代名人に輝き、これで7冠を達成。後は王将のみとなった。素晴らしい。快挙だ。大きな拍手を送りたい。
 さて、先週のダービーだが、1強で2冠間違えなしといわれた1番人気の皐月賞馬ソールオリエンスが首差で競り負けてしまった『競馬には絶対がない』ということを表したレースだった。90回目のダービーは、スタート直後に、17番ドゥラエレーデがつまずいて鞍上の坂井瑠星が落馬したため競走中止となった。そして2番人気のC・ルメール鞍上のスキルヴィィングは、17番目でゆっくりゴールした後に入線。直後、急性心不全で倒れ、予後不良となってしまった。なんだか波乱の幕開けで波瀾の締めくくりとなった、90回目のダービーだった。折角ダービーまでにいけたのに本当に残念だ。
 レースは、逃げた田辺裕信鞍上の⑯パクスオトマニカのラップは前半1000m通過が60秒4、と遅め、スローになった分上りが早くなる。そうなると前の馬が有利、このまま逃げてしまうのかと思ったが、レーン騎手鞍上の⑫タスティエーラ(4番人気)は直線で⑤ソールオリエンスより先に動いて、猛追してきた1番人気の横山武史鞍上のソールオリエンスに首差競り勝って、ゴールイン。本当にレーン騎手の騎乗ぶりも光ったレースだった。皐月賞馬は、銀メダル。横山武史騎手は今回も2着だった。松山弘平鞍上の⑪ハーツコンチェルト(6番人気)で鼻差の3着だった。
レース後、芝コースに優勝関係者が乗った馬車登場。芝コースからメインスタンド前までの優勝パレードがあった。やはり特別なレースだったんだと感じた。レーン騎手は「ベリースペシャル。本当に特別の勝利です」と嬉しそうに語った。また、4度目の挑戦での初制覇で、テン乗りでの制覇は69年ぶり4度目。短期免許騎手はⅯ・デムーロ騎手以来20年ぶりとなった。

≪ダービーの払戻金≫
単勝 ⑫  830円  枠連  3-6  580円  馬単 ⑫⑤  2330円
三連複 ⑤⑪⑫  4700円  3連単 ⑫⑤⑪  29810円

ダービーのゴール板
昨年のダービー優勝馬/競馬場の場内写真
馬場入場の雰囲気
スタート直後で17番の松山騎手が落馬
スタンド前に戻ってきたD・レーン騎手とタスティエーラ
大きなターフビジョンに確定が映し出されて
優勝のレイをかけてファンにお披露目に再び登場したタスティエーラ
芝コースに出て記念撮影とお披露目に正々堂々と歩いてタスティエーラ
報道陣にその雄姿を
優勝関係者は馬車に乗って登場。堀調教師とD・レーン騎手 嬉しそうだ
馬主さんたちと記念の写真撮影風景
第90回優勝したタスティエーラ

 5週続いた東京競馬場でのGⅠ、台風がもたらした雨も早々と今日は上がって、ラストのGⅠの週はどうやら稍重か良馬場で行われそうだ。

第73回 安田記念(GⅠ)IN 東京競馬場

バラエティに富んだ馬たちが集う府中のマイル王決定戦

東京競馬場の5週連続GⅠを締めくくるのは上半期のマイル王決定戦・安田記念。マイル路線を歩んできた馬だけでなく、スプリント・中距離・牝馬路線から、さらには3歳馬が参戦することもあり、バラエティに富んだ馬がそろうGⅠである。上半期のマイル王に輝くのはどのような馬なのか。過去10年のデータを中心に探ってみた。

外枠が優勢

過去10年の安田記念では、1枠から4枠に入った馬よりも5枠から8枠に入った馬の好走率が高い。特に5枠は【4・1・0・15】、7枠は【4・1・2・16】という好成績で、単勝人気にかかわらず好走しているのが特徴だ。逆に、1枠から4枠で馬券に絡んだ馬は全て5番人気以内だった。また牝馬が優勢(JRAのホームページより)
今年の安田記念は、NHKマイルC優勝馬3世代が、対決する。そして10頭のGⅠ馬が激突で、超豪華版だ。また昨年の勝ち馬ソングラインが連覇を狙って出走してきた。本当にこのレースも楽しみだ。
毎年安田記念が終わると競馬は夏競馬になって福島競馬場に移るが、今年は宝塚記念の日まで府中競馬が開催されるのは嬉しい。さあ、雨上がりの緑の絨毯に初夏の光が輝いてゴールには歓声と拍手が待ち構えている。

 ◎③ジャックドール    武 豊
牡馬5歳。大阪杯の勝ち馬父の血からこの距離も対応。脚力上位。渋った馬場でも問題なし。左回りは7戦5勝。真のマイル王目指して…。レジェンドは4回目の安田記念を虎視眈々となれって…。

 〇⑱ソングライン     戸崎圭太
牝馬5歳。昨年の覇者。ヴィクトリアマイルの勝ち馬。舞台適性抜群。切れる脚は健在。前走よりも状態は上がっている。連覇目指して虎視眈々。

 ▲⑤ソダシ        川田将雅
牝馬5歳。クロフネ産駒。雰囲気最高。どんな馬場でも問題なし。成績安定。悲願の制覇を虎視眈々と狙って…。

 ✖⑭シュネルマイスター  C・ルメール
牡馬5歳。3歳時のマイルCSの勝ち馬。東京のマイルのこの舞台は最高の舞台だ。復活願って…。要注意。

 △④セリフォス      D・レーン
牡馬4歳。昨年のマイルCSの覇者。安田記念7頭目の優勝目指して…。先週のダービーに続いてレーン騎手は自身のGⅠ連覇を虎視眈々と狙って…。

 △⑪イルーシヴパンサー  岩田望来
牡馬5歳。マイルの重賞は2勝制覇。昨年8着の雪辱目指して…。スムーズに運んで力を出し切れる可能性大。

 △⓾ソウルラッシュ    松山弘平
牡馬5歳。地力強化は歴然だ。昨年も今年も一貫してマイル路線を目指して…。渋った馬場なら最高だが…。大仕事を成し遂げて悲願達成。頑張れ!松山弘平騎手。

 ★⑦ガイヤフォース    西村淳也
牡馬4歳。能力有り、マイル適正もあり、距離に目出が立って軽視禁物。

以上を ③ジャックドールから 馬単BOXで  ③⑤⑬⑭  12点
               馬単マルチで③⇔④⑦⓾⑪   8点
               3連複で③→④⑤⑦⓾⑪⑬⑭ 21点
               枠連で 2枠から総流し    8点
               合計            49点

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