2020/12/30(水)
2020年も間もなく終わろうとしている。今年一年を振り返ると、世界中で新型コロナ感染症の感染が広がり、競馬に関しては、2月29日~10月上旬まで全て無観客でレースが行われ、それ以降は、ファンの入場人数は制限され、競馬場にもウィンズなどにも自由に行けなくなった。もちろん取材規制もかけられた。馬主さんも出走馬主さんと家族以外は入れない。でもそのお陰で、競馬は中央も地方も含めて一度もレースは途切れることなく、有馬記念迄も、地方競馬の大井競馬場のGⅠレース大井大賞典他までも競馬は途切れることなく行われた。これもひとえに競馬にかかわっている競馬会の皆さまや調教師や騎手や東西のトレセンの関係者。生産者や牧場の関係者。馬主の方々その他の大勢の競馬にかかわっている関係者の皆様のおかげだと感謝、感謝、感激の一年だった。快挙続きの一年で感動の一年だった。
また、今日の大井競馬の大井大賞典(G1)でもオメガパヒュームが、ゴール前壮絶なたたき合いを制して見事に史上初の3連覇を達成。
返し馬のオメガパヒューム
スタートは全馬奇麗に出た
ゴール写真
見事3連覇の快挙を達成。ゴール後のウィニングラン
出走表
払戻金
さて、中央競馬は、牡馬のコントレールは無敗での三冠達成・牝馬のデアリングタクトも無敗での三冠達成。白毛馬の2歳馬ソダシは世界初の白毛馬のGⅠ勝ちを達成。また牝馬のアーモンドアイ5歳は、世界初芝のGⅠ9勝の快挙をJCで達成して惜しまれつつ引退した等々。競走馬たちは沢山の快挙を達成して、素晴らしいドラマを成し遂げて競馬の歴史を変えてくれた。
また今年は牡馬牝馬の芝の混合GⅠレースは10レース行われたが、そのうち天皇賞(秋)だけが、牡馬のフェールマンが優勝。後は全て牝馬が優勝。今年は牝馬がとても強い年だった。
牝馬といえば、中央競馬の今年最後の12月27日(日)の有馬記念は16頭中、牝馬が5頭参戦し、11月に行われたJCに負けないくらい豪華なメンバーでレースは行われた。そしてここでも有馬記念史上初の牝馬のワン・ツーフィニッシュとなって、牝馬の時代を象徴する年となった。
レースは、ファン投票でも歴代最高の20万票越えの投票率一位、1番人気のクロノジェネシスが、スタート前一瞬まえがきをしたが、それでもスタートは無事に出た。遅いペースの中、一週目のスタンド前ではまだ中団の後ろだった。一週目のスタンドにさしかかると大きな拍手が何度も何度も起こった。それが聞こえたのか?前に動いってそれでも最後良い脚を使ってくれると馬を信じて乗ったのだろうか?2週目の直線にかかったとき、ゴール前の最後の直線で内にいたフェールマンを競り落として大外から飛んできた2着の牝馬サラキアに首差まで迫られたところがゴールだった。再び大きな拍手が、おきた。
レース後のインタビューで、北村友一騎手は「馬に落ち着いてほしいな~。と思い、いつもの自然体で乗ることを心掛けていた。最後の3コーナーで徐々に外に持ち出した。馬を信じ自分の競馬をした。昨日も今日も2500Ⅿをのせてもらって外に出した良いと確信して乗った。来年は、3冠馬2頭との戦いもあるかもしれないので、負けないように頑張りたい。」などと嬉しそうに語った。
管理する斉藤調教師は「ゴール前サラキアが凄い脚で大外から飛んできたので一瞬差されるかと思ったくらい、ひやひやした」とインタビューに答えていた。北村友一騎手は本当に冷静ででもさわやかな姿も印象的だった。来年も大活躍してほしい。
ゴール前上がり最速の凄い脚で飛んできた2着の松山弘平鞍上のサラキア牝馬5歳は、この有馬記念が引退のレースとなった。
また、有馬記念で、1・2・3着だった3人の騎手、北村友一騎手、松山弘平騎手、C・ルメールは今年を象徴するくらい頑張った年でもあった。
≪有馬記念払戻金≫
単勝 ⑨ 250円 枠連 5-7 380円 馬単 ⑨ 11360円
三連複 ⑨⑬⑭ 7370円 三連単 ⑨⑭⑬ 50150円
パドックでのクロノジェネシス
パドックでのサラキア
クロノジェネシスは本場馬に向かうグランプリロードも落ち着いて歩いていた。自信満々
ゴール前のたたき合い
優勝後の検量室前に向かう同馬とに首にポンポンとありがとうと言っている北村騎手
今年は快挙続きの一年となり、歴史を沢山塗り替えてくれ、色々な感動のドラマを届けてくれた競走馬たちに感謝。感動のドラマをありがとう。
来年もまた素晴らしい感動を沢山見たいと思う。
そして新型コロナが早く収束して、普通の生活ができるように早くなりたいものだ。
競馬のお正月は1月5日東西の金杯から始まる。金杯を楽しみに…。
皆様、良いお年をお迎えください。
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